2002年8月29日
5月の連休に何とか形になるところまで整理して6月に公開して3ヶ月が経ちました。今回の夏休みにはPCMCIAの昔のプログラムを引っ張り出して整理しました。
最近CATVと契約したのでチャネル数がいっきょに増えました。全部見ているわけではありませんが、いくつか面白いアメリカ製のドラマが見つかったので楽しんでいます。中でもFOXチャネルの"the
practice"というドラマが秀逸です。内容はある弁護士事務所が扱う裁判にかかわる人々の話です。一応主人公はこの弁護士事務所(7人だったはず)の所長ですが、裁判にかかわる検事、判事、被告人の性格がなかなかよくに練られていて毎回飽きません。
アメリカ製の裁判ものは子供のころ見た「弁護士ジャッド」以来いつもひきつけられます。アメリカの裁判制度(陪審制度)にも興味がありますが、"the
practice"では現代のアメリカ社会を題材にしているのでしょう。登場人物、犯罪、訴訟の背景も現代的でリアリティ(共感や反発)を感じる部分が多いのが見入ってしまうのかもしれません。
2002年12月15日
Cmtoyを更新しました。CPU、割込みのシミュレーションをそれなりに整理できたと思います。μITRONサービスコールの実装も増やしました。
組み込みシステムの開発を20年くらいやってきて、現在開発効率や信頼性をどのようにあげるかが一番の問題と感じています。アセンブラからCに移行したことで一時的にはよくなったような気がしましたが、現状は要求仕様も複雑になり
再び問題がぶり返してきた感じです。実際、個人的にはここ数年間の組込みシステム開発ではCで記述したファームウェアのソースコードをパソコン上でVisualStudioのデバッガを使い
ながらシミュレーションするツールを自前で作成して実機動作前に検証していました。その経験で
は、割込み、IO、メモリバンクなどのハードウェア操作まで含めたプログラムではほぼ90%以上
、通信プロトコルなど直接ハードウェアを操作しないプログラムではほぼ100%の動作を検証できる手ごたえがあります。
最近UMLツール(BridgePoint、Rose Realtime)や形式的検証ツール(SPIN、UPPAAL)を実際に使ってみる機会がありました。これらを組み合わせて実機で評価する前に論理的なシミュレーションレベルでほとんどの検証ができるようになるのでは
と期待しています。また、機会があればそのような仕事に携わってみたいものです。
2003年6月8日
Cmtoyを更新しました。メモリ/IOのシミュレーションを
追加し、μITRONサービスコール(固定長メモリープール)の実装も追加しました。それに対応してサンプルプログラムも追加しました。
最近突然DOS上でのSRAMカードの問い合わせがあったので、参考になるかどうか分かりませんが道具箱にATAコマンドの操作例を追加しました。
いまだにDOSを使ったシステムもあるとしたら何かの役に立つかもしれません。
ところで最近「物理学はいかに創られたか 上巻、下巻
岩波新書」を読み終わりました。この本のことを知ったのは、去年ノーベル物理学賞を受賞した小柴さんが中学生時代に読んだと新聞などの記事で報じられたのがきっかけでした。著者はアインシュタインですが、私は今までアインシュタインがこのような一般読者向けの本を書いていたとは知りませんでした。主にガリレオ・ガリレイから始まった力学の誕生から量子論の誕生あたりまで
の間にどれだけの考え方の転換を余儀なくされたか、なぜそれぞれの転換が必要になったかを素人にも分かるように解説してあります。
力学から相対論になって自然の捉え方はより包括的で例外がなくシンプルになってきたけれどもそれを支える数学的な技術は反対にとてつもなく複雑になったと解説されていました。ホーキングが最新の宇宙論を
一般読者向けの本で解説しているのもこのアインシュタインの本の影響かもしれません。私も大学で物理を専攻していたのに今の今までこの本の存在すら知らなかったとは恥ずかしい限りです。学生時代にこの本を読んでいたら学問に対してもっと真摯に取り組んだのではと思います。今となっては後の祭りですが
、遅ればせながらこの本を読んでよかったと小柴さんにも感謝しています。
2009年4月27日
今年に入ってから自動車産業の生産調整が進んで、自宅待機で時間ができたので(3月くらいから週3日勤務)、新しい課題に取り組んでArithmetikaを公開できるようになりました。
去年から読んでいる「アダムの旅 バジリコ株式会社発行」には久々に興奮を覚えました。ナショナル・ジオグラフィック・チャネルの番組
「ジャーニー・オブ・マン:人類の軌跡」を見て著者のスペンサー・ウェルズを知り、日本語に翻訳されている本を探しました。このように最先端の科学的成果を一般の人にもわかりやすく紹介してくれるものには刺激を受けます。
内容は、以前から聞いてはいた”ミトコンドリア・イブ”という概念に対応する”アダム”という概念もY染色体の科学的、技術的な調査により可能で、現生人類はアフリカ大陸を出て5万年くらいかけて地球上全体に広がったということです。つまり現在地中上に住んでいる現生人類の男はすべてその祖先をたどるとアフリカ大陸に住んでいた1人の男
(のY染色体に発生した突然変異パターン)に辿りつくということです。ゲノム分析、考古学、炭素年代測定法などの最新の成果だけでなくダーウィンのころからの人類の多様性に関する研究(血液型、タンパク質、DNA、ゲノムなど)をたどっているのもよかった。
ダーウィンは人類に亜種はないと控え目に主張していたようだが、最新のDNA分析でも人種と呼んでいるグループ間にも種と呼べるほどの差異はないらしい。ダーウィンの研究者としての洞察力はすごいもんだなと感心した。
現生人類のミトコンドリアのゲノムに起きてきた突然変異による個体間の差異の時間的な分布を調べるとバクテリアが爆発的に増える時の分布と同じ様相を示しているらしい(当然時間のオーダーは違いますが)。これは、アフリカ人は6万年前、アジア人は5万年前、ヨーロッパ人は3万年前から途切れることなく爆発的に増え続けたことを示していて、考古学的証拠と一致するらしい。
ナショナル・ジオグラフィック・チャネルの番組ではスペンサー・ウェルズが自分の研究成果に沿ってアフリカや中央アジアなどの人々を紹介していくのだが、彼の研究者としての情熱にも好感が持てた。ジェノグラフィック・プロジェクトというのもあるので参照されたし。
とにかく久しぶりに刺激的な本に出会った。
2018年6月7日
「インテル「8086」発売40周年、限定版CPU「Core i7-8086K」を発表」という記事を見て。
大学を卒業して企業(精工舎)に入社したのと8086が発売された時期はほぼ一致するのでいろいろな思い出がある。
入社して8086のプログラマという仕事にであった。大学時代には全く考えてもいない仕事だった。
その後10年くらいはインテルの8086,80286,80386.80486を通じてプログラマの仕事を覚えた。
そういえば8086のインテルのワークショップの教師はインド人だった。彼は日本語でしゃべり漢字も書けたので当時としては驚いた。
当時のハードウェアの設計者は大学でデジタル回路を学んでいたようだったが、ソフトウェアについては社内でもちゃんと教えてくれる人がいなかったので、
インテルのドキュメントがほとんど唯一の教科書だった。
今思うとその時に培ったノウハウを使いまわして、焼き直して今に至っている。
当時の状況を思い出したので書き留めておく。
インテルは創業(1968年)しても米国内だけでなくアジア、ヨーロッパで彼らのマイコンを使ってくれる企業を探していたようだ。
当時の精工舎の上司の話ではインテルの創業者の一人ロバート・ノイスはそのころから将来すべてのものにマイコンチップが組み込まれることを
予想していたらしい(まだ、インターネットも携帯もなかったのに)。
当時8086(1978年)、286(1982年)、386(1985年)のリリース予定は半年、1年遅れるのが当たり前だったが、486(1989年)からほとんど遅れることもなく
リリースされるようになった。
2020年3月17日
今年の1月ごろから新型コロナウイルスに関する報道(ニュース、ワイドショー、BSの海外ニュースなど)を見ていてやっと納得のいく理解の仕方が分かったような気がするのでまとめておこうと思う。
いつ終息と判断するか?
感染症の終息とは集団の構成メンバの6〜7割が感染し集団免疫ができた時と専門家は考えているようだ。この道のりには
・中国のように一気に感染が広がらせると医療が追い付かず本来死ななくてもいい人まで巻き添えになる。しかし短期間で集団免疫ができる。
・日本は徐々に広がるのは容認しつつ、医療が十分機能して死者を最低限にする道を探している。その代わり終息までには時間がかかる。
ドイツのメルケル首相が「国民の6〜7割が感染する」と言ったのは専門家の6〜7割が感染するまで終息しないという知見を述べたものだろう。
日本の対応で不満、不安なのはPCR検査を医療従事者が必要と考えた段階で速やかに行っていない、できないこと。それとは別に政府、厚労省、専門家委員会は疫学上の実際の感染率の調査をしていないのに政策を決定していること。
2020年3月20日
今回の新型コロナウイルスに関連して16日にG7のテレビ電話会議があったらしい。これは当然で必要なことだと思う。一方、安倍首相は東京オリンピック・パラリンピックをどうするかも話題にし、G7の理解を得たという報道があった。私が考えるにこの時期に各国政府の首脳会議でオリンピックを話題にあげることは「とんちんかん」というか寝ぼけているとしか言えない。
トランプ大統領は自分を戦時下の大統領だといい、メルケル首相も戦後最大の国家的課題だというようなスタンスの中でオリンピックをどうするかなんてことは政府の当面の課題とは考えていないと思う。
日本政府はオリンピックを開催することの日本国民に対する危険を最初に考えるべきだと思う。
2020年3月25日
24日にIOCのバッハ会長と安倍首相(森氏、小池氏)との間で東京オリンピックの1年程度の延期が合意されたらしい。日本側から中止ではなく延期の要請をしたらしい。バッハ会長は「延期にかかわる費用は日本政府が責任を持つ」と理解したと思う。バッハ会長にはIOCの決断ではないので渡りに船だったと推測される。IOCは延期してもIOCの損失はほぼなしなので、1年後に終息していなければその時点で中止と判断することもできると考えているのでは。(法的な検討をする時間ができたと喜んでいる?)
日本国民としては今の時点でなぜ1年程度なら大丈夫なのかを安倍首相と日本政府に説明してもらいたい。新型コロナウイルスのワクチンが開発されて世界中で接種済みになっていればオリンピックを開いてもだいじょうぶかもしれないがその確証はないのでばくちに近い決断だ。
私が思うに、安倍首相がオリンピックを開催することを要請するためにバッハ会長と会談を持つなんて、1国の首相のすることではない。政府の役割は民間(特に資本)が利益を重視するあまりの危険な行動を抑止することあるのでは。今回のことで安倍首相は日本国民の健康、生命、税金を差し出してオリンピックを開催するすることを選んだと思わざるを得ない。安倍首相はオリンピックを開催することに執着しすぎではないのか。異論を唱える人は政権内にはいなかったのだろうか。
2020年6月1日
私のところは4月16日〜5月14日で新型コロナウィルスに関連した緊急事態宣言は解除された。関連情報をメモしておく。
@定額給付金10万円は5月22日に振り込まれていた。
Aマスクは今日(6月1日)届いた。差出人は厚生労働省医政局経済課(マスク等物資対策班)。
2020年12月22日
新型コロナウイルスに感染しているかどうか確定するためのPCR検査についてまとめておく。
今までの報道を見ていてPCR検査の目的は主に以下のように分類できそうだ。
@医療行為を行うための検査
これは医療目的で行うので費用は保険適用となるのがよさそう。
A疫学的検査
これはある地域を限って全数検査、または無作為の抽出による検査、濃厚接触者の検査など。
政策を決定するために行うので。政府または自治体が費用を持つのがよさそう。
B経済活動を行うための検査
これは個人の旅行やビジネスによる地域の移動、スポーツなどのイベントを安全に行うための検査。
費用は個人、関連企業が持つ。政府や自治体の補助があってもよい。
C社会の基本機能を守るための検査
医療従事者、介護施設の従事者、消防士などの定期的なPCR検査。費用は政府や自治体が負担するがよいのでは。
こんなところか。
ところで私の住んでいる町は特に大きな町ではありませんが、町の広報誌を見ると町立病院で個人、事業者が唾液の抗原感染検査をするする場合
検査費用の半額を補助すると出ていました。いくつか条件がありますが、結果を町長に提供することも条件に含まれていました。
2020年12月24日
太陽光発電を入れて10年たって固定買い取り価格が終了したので、蓄電池システムを導入した。
固定買い取り価格で太陽光発電システムの初期費用は7〜8年で回収できた。一度も故障などの不具合はなかった。
蓄電池システムは発電したものを売電ではなく主に自家消費に回すという売り込みだ。
昼間の太陽光パネルによる発電で余った分は蓄電し夜使い、天候により発電できない時は安い深夜電力で蓄電したものを使うという動作を
ある程度自動化している。太陽光パネルの耐久性は50年くらいと言われているのでできるだけ活用したい。
実際どうなるかはこれから使って見るしかない。
私の住んでいる地域は冬でも晴天率が高いので太陽光発電には向いているけれども、雪が降った後は思わぬことが起きる。
瓦屋根だと降った雪は徐々に溶け出すが、太陽光パネルに雪が積もると溶け出したときに一気に落下するので予想外の被害がでることがある。
このようなことは導入時には説明されなかったので起きてからびっくりする。
2021年7月27日
新型コロナワクチンの第一回目の接種に行ってきた(6月12日)。予約制だったので待ち時間もなく問診から接種まで10分程度。その後15分待機して終了。
その日の夜から副反応か肩に筋肉痛のような痛みが1日程度続いた。
7月3日に2回目のワクチン接種に行ってきた。マスコミの情報では2回目の副反応は1回目より強いと聞いていたが、
私にとっては1回目より軽い筋肉痛のような痛みが1日ほどあった。(念のためカロナールを2日ほど飲んでいた)
2022年1月8日
去年はコロナのワクチン接種、病床逼迫などと世界中大変だったようだ。
個人的にはほとんど人と合うことのない生活だったのでいつもと変わらなかった。
町外からの人はほとんど訪ねてこないし、スーパーに買い物に行くときや病院に行くときに気をつけるくらいで穏やかな1年だった。(今年のコロナはどうなるかまったく予測できないが。)
退職してから4年たったところで去年を振り返ってみると、慢性的な肩こりや腰の違和感が気にならなくなったことに気づいた。
医者にかかるほどではなくても慢性的な痛みや違和感は精神に影響を与えていたと気づかされた。
去年はここ20年くらいの中でも大げさでなく精神が解放されたような感覚があり、自分でも不思議だが思考が前向きになり、楽観的になったような気がする。
年齢に応じて体の不調はあるけれど、精神的には楽になることもあるんだなあと。年をとることも悪いことだけじゃなさそうだ。
2022年2月11日
2月9日に3回目のコロナワクチン接種に行ってきた。1,2回目はファイザーだったのでモデルナのワクチンにした。
この組み合わせが一番良さそうだと報道で言っていたからだ。どうせ副反応は避けられないので一番効果がある方がいいと思った。
今回の副反応は接種部位の筋肉痛のような痛み、倦怠感、微熱だったが、2日程度で治った。
2022年2月15日
最近ウクライナ情勢が日本のニュース、新聞で報道されているのを見て、勝手に想像を巡らせてみた。
最初はロシアのプーチン大統領もいい加減にしたらと思ったが、背景を考えてみた。
ロシアはいわゆる一次産品(石油、天然ガス、石炭、貴金属資源、穀物)の輸出で外貨を稼いでいるようだ。
要するに労働人口は第1次産業が中心のようだ。日本の労働人口の比率は1970年代ですでに第1次産業が10%、
第2次産業が30%、第3次産業が60%となっていた(総務省統計局によると1950年は50%、20%、30%。2005年は5%、25%、70%)。
アメリカなどは第3次産業の割合がもっと高い。
西側先進諸国(NATO加盟国)は第3次産業が中心なので、ロシアのような第1次産業が中心の国と理解しあうのは難しそうだ。
第1次産業中心から付加価値の高い工業製品を輸出する経済構造に変えられないことがプーチン大統領のいらだちの陰にあるように感じる。
ロシアはロケット、ミサイル、核などの軍事技術はあるけれど国民の大部分は第1次産業に従事しているのでその乖離は絶望的なんだろう。
まさに北朝鮮も同じ構造だ。
中国は第2次産業に移行しつつあるように見える。工業製品をヨーロッパ、アメリカに輸出する経済構造になりつつある。
ロシアが強硬してヨーロッパやアメリカの購買力が落ちてくるような事態になればロシアと強調はできなくなるだろう。
旧ソ連圏はロシアと同じような経済構造なんだろうな。これが改善しないといつまでたってもロシアの姿勢は変わらないのだろう。
ヨーロッパがロシアの一次産品を必要とするなら経済支援をしていくしか解決の道はないだろう。
結局同じような構図が日本国内にもあり、第2,第3次産業から第1次産業へ資金の還流をうまくやらないと国内も荒れてくるだろう。
単に賃金格差というだけでなく第3次産業による精神の荒廃が止まらないような気がする。
うろ覚えだが、評論家の吉本隆明氏は第2次産業の公害は環境破壊、環境汚染(例えば水俣病)だが、第3次産業の公害は精神、心の領域に現れると
1980年代に書いていたはずだ。
私見だが第3次産業がメインの社会では倫理観や正義感もそれ以前の社会変わらざるをえないのではないか。
2022年2月28日
とうとうロシアがウクライナに軍事侵攻したようだ。プーチン大統領の様子が日本のニュースでもNHK-BSのワールドニュースでも報道されているのを見ている。
プーチン大統領がこれからどうするのか私には想像もつかないので、TVの映像を見ながら考えたことを述べてみる。
結局プーチン政権でできることは大統領令に署名して軍隊を動かすことだけなんだなと感じた。
例えば、国内産業を振興に熱心な内閣を組織してこなかったし、する気もなっかたのかも。
製造業を興して日本や台湾、中国、EU、アメリカの製造業に追いつくには10年、20年の単位で投資をして政府が継続的に
支援してやっと世界に認められるようになる。プーチン政権のように1年、2年単位でちょっと予算をつけるくらいでは話にならない現実に気がついたのだろう。
それだと周辺国はロシアと付き合うよりEUと付き合いたいと思うのは自然だろう。
プーチン大統領は論文を書いたりNATOの東方拡大をしないという文書による確約を求めたりと大統領とは思えない行動、発言がある。
これらは官僚のやることだ。もともとプーチン大統領はKGBの官僚で、エリツィンから禅譲されたらしい
(エリツィンとその家族のその後の安全を保証することを条件に)。
また、NATOの東方拡大をしないというのはゴルバチョフが約束を取り付けていたようだが文書にはなっていないらしい。
大統領が約束を文書にしなければ交渉しないなんてありえない。文書にできないことも交渉の対象にできるのは大統領しかいない。
ロシアはヨーロッパの一部で対等だと思っているがヨーロッパ側はロシアはアジアだと思っているのかも。
それを感じてプーチン大統領はアメリカのイラク戦争などこれまでの欧米の手法を一生懸命研究して論理を構成しているようにみえるが、
この涙ぐましい努力は報われるのだろうか。
2022年3月6日
今年に入ってから再び怪しいメール(フィッシィング?)が頻繁に届くようになった。
履歴を調べたところ同じ内容でも送信元が微妙に違うので怪しい。以下に記録しておく。
ライフカード (lifecard-account-update@cfjdtdqe.cn)
ペイディ (paidy-update-account@ao8na1.shop)
ペイディ (saisoucard-update-account@am4n0.shop)
ペイディ (saisoucard-account-update@am4n0.shop)
Paidy (rakuten-card@5xb9y6l5.cn)
Amazon (Amazonjp-account@ytoyxhe.cn)
Amazon (Amazon-account@jgkckdg.cn)
Amazon (amozon-account-update@hvvxx2ia.cn)
Amazon (Amazon-update-account@saayfsv.cn)
UFG CARD (cr-mufg-update-account@ao9an1.shop)
えきねっと「JR東日本」 (eki-net-account@zwlgdtg.cn)
EPOS CARD (eposcard-account@izsusnq.cn)
EPOS CARD (eposcardjp-update-account@1nz4hxh.cn)
三菱UFJ銀行 (email_info02@mufg.jp)
American Express (americanexpressjp-account-update@z802ogc2mi.cn)
American Express (aeonbank-update-account@ai9am1.shop)
Yahoo Japan (mail-yahoojp-update-account@rexfzui.cn)
Yahoo Japan (mail-yahoo-account@jbkdzxt.cn)
Yahoo Japan (mail-yahoojp-account-update@jbkdzxt.cn)
Yahoo Japan (mail-yahoo-account@rexfzui.cn)
2022年5月12日
ここ1〜2週間ほど朝から夜まで飛行機の騒音がひどい。低空を輸送機のような3機が編隊を組んで通過するのが見える。
ジェット機のようだが高空を通過しているのか機影は見えないが騒音だけはひどい時もある。
「5月8日から15日まで、横田基地で演習を行っている」という記事をWEBサイトで見つけた。
私の住んでいるところは横田空域の外れにかかっているのでそのせいなのか。
とにかく勘弁してほしい。
2022年7月13日
7月8日に安倍元首相が銃撃されて死亡したとの報道があった。この報道を聞いた小沢一郎衆議院議員の発言が注目を引いたようだ。
小沢氏の発言は参院選の応援演説の中でのものらしい。
(WEBの毎日新聞の記事から引用https://mainichi.jp/articles/20220708/k00/00m/010/403000c?inb=ys)
「端的に言えば、自民党の長期政権が招いた事件と言わざるを得ない」
「社会が安定して良い政治が行われていれば、こんな過激な事件は起きない。自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」
「自民党の長期政権、長い権力が日本の社会をゆがめ、格差が拡大し、国民の政治不信を招き、その中から過激な者が暗殺に走った。
社会が不安定になると、このような血なまぐさい事件が起きる」
これを見ると小沢一郎という政治家の特異性が見て取れる。
(他の政治家は与党、野党、保守、進歩に関係なく同じような内容の発言だった。)
一般に政治家は目の前の現世利益を追求する発言で注目を得ようとする。
このような現世利益と直接関係があるかどうかわからない、また得票に寄与しない
(逆に票を減らすかもしれない)ような社会心理分析などは行わないものだ。こんな発言を選挙応援演説の中で言ってしまう、
言わずにいられない小沢一郎という政治家に興味をそそられる。
2022年8月4日
先月くらいからスカパーのヒストリーチャンネルでジョージ・マーティンが監修した「サウンドブレイキング レコーディングの神秘(全8話)」(https://jp.history.com/lp/soundbreaking)が
集中的に放送されている。10代〜20代によく聞いていた楽曲がどのように作られていたかがわかり興味深い。
人々を引き付けるサウンドとリズムがスタジオでレコーディング技術を使い作られていた過程が明かされる。
今ではスタジオも必要なくノートパソコンで同じことができるようだ。
特に印象に残っているのは、最初にオーバーダビングでレコーディングしたのはレス・ポールということだった。
思うに、この時代に使われた機器(エレキギター、アンプ、マイク、録音再生機器、エフェクター、シンセサイザーなど)はどれも
電気、磁気を制御するするものだ。
2024年11月3日
2024年10月の衆議院選挙で自公が過半数割れをして、立憲民主党と国民民主党が議席を増やした。特に国民民主党は議席が4倍の28になった。
国民民主党は「手取りを増やす」という主張が分かりやすかった。(具体的には所得税の基礎控除の拡大、ガソリン税の見直しなど)
思い起こすと、1994年に小沢一郎氏らが自民党を離党して新進党を作ってから30年たった(1991〜1993年にバブルが崩壊した)。
その後いくつか新党ができ消えていった。
第3次産業の労働人口が6割を超えた消費社会(GDPの6割が消費によるもの)になってから、ようやく支持したい政党、政治家が現れた。国民民主党に期待したい。
第3次産業で働く人が中心の社会についての考察。
第1次産業、第2次産業では狭い人間関係の中でコツコツと正確な仕事をして成果を出すことで生活を営むことができたと思う。
第3次産業(サービス産業)では初対面の人との円滑なコミュニケーションをとりながら、様々な状況に柔軟に対応して問題解決ができることが求められると思う。
外国人も含め自分の育ったコミュニティ以外の人たちと初対面であってもそれなりの対応ができることが求められる。
そうなると第3次産業で働くための能力を伸ばすための教育も必要になる。
もうひとつ、第2次産業での公害は、水俣病のような環境破壊から起こったが、
第3次産業での公害はこれとは違い精神や心の領域に現れると言った文芸評論家(吉本隆明氏)がいた。
2025年1月19日
1月17日に横綱照ノ富士の引退発表があった。好きな力士で今場所は注目していたが残念。お疲れ様でした。
2025年1月21日
2025年1月3日に日本製鉄のUSスティールの買収をバイデン大統領が阻止するとの報道があった。
その後の報道を見ているとどうも全米鉄鋼労働組合とUSスティールの買収で日本製鉄に負けたクリーブランド・クリフスが反対の中心のようだ。これにも驚いたが、
クリーブランド・クリフスのゴンカルベスCEOの「中国は恐ろしいが、日本はもっと悪い」という発言にはもっと驚いた。
ここから文学的想像力を膨らませてみよう。
ゴンカルベスCEOはブラジル出身でアメリカで出世するために大変な努力をしてきたのだと思う。
そのためアメリカ人に訴えるには何を持ち出せばいいかよく考えてきたのだと推察される。
アメリカの歴史の中で全米(合衆国)を一体にさせたのは太平洋戦争の時だけなんだろうか。
第2次大戦でアメリカは欧州戦線には参加せざるを得なかっただろうが日本と戦争する必要は無かったはずだ。
総司令官解任後のマッカーサーが1951年の上院軍事外交共同委員会で「日本が戦争に突入した目的は、主として安全保障の必要に迫られてのこと」と証言している。
しかしルーズベルト、トルーマン民主党政権は日本を追い詰めて戦争に踏み切らせ、当時としても国際法違反だと考えられていた住宅密集地に無差別爆撃と原爆投下を行った。
アメリカの歴代政権にはその認識があると思う。そのためいつか日本に復習されるという疑心暗鬼を拭えない。そして些細なことでも過激な言動に発展することがある。
アメリカの歴代政権の深層には日本に対する恐れがあるんじゃないか。中国を押さえ込んだらまた日本を押さえ込む口実を探すんじゃないのか。
トランプ政権ではどうなるか注目していきたい。
|