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logcut.exe : BridgePoint Model Verifier のログファイル整形ツール

 

動作環境

Windowsのコマンドプロンプト

 

コマンド シンタックス

logcut [<log file>] [/o{L|G}] [/a<class1>[,<class2>,...]] [/f[{+|-}][=]<inst1>[,[=]<inst2>,...]] [/b<ee name>[,{+|-}<bridge>]] [/t]

 

コマンド スイッチ

<log file>            Verifierの作成するログファイル(*.sim_log)を指定

/o{L|G}               結果の出力形式を指定

                        L:イベントの一覧をCSV形式で出力

                        G:イベント一覧をシーケンスチャートもどきでCSV形式で出力

                        省略したらプレーンテキスト形式で出力

/a<class1>[,<class2>,...]                    省略インスタンス名(オブジェクト名)で出力するクラスを指定する

/f[{+|-}][=]<inst1>[,[=]<inst2>,...]       出力対象とするインスタンスを指定する。

                        省略するとすべてのインスタンスを出力する

                        +:条件に一致したインスタンスを出力対象とする

                        -:条件に一致したインスタンス以外を出力対象とする

                        <inst>:インスタンス名の一部を指定する

                        =<inst>:インスタンス名(クラス名またはID値)が完全に一致するものを指定する

/b<ee name>[,{+|-}<bridge>]                 イベントアクション内で使用したブリッジ名を出力する

                        <ee name>:External Entityのキーレターを指定

                        +:条件に一致したブリッジを出力対象とする

                        -:条件に一致したブリッジ以外を出力対象とする

                        <bridge>:ブリッジ名の一部

/t                   タイムスタンプを出力する

 

解説

BridgePoint Model Verifierの出力するログファイルからイベントとUML Domain Function呼び出しを切り出して、CSV形式で出力します。出力をファイル(*.csv)に保存してExcelで開くことを前提にしています。BridgePoint Model Verifier(6.1D)のログファイルでクラスのID属性は1個の場合で確認しました。

 

/oLを指定すると以下のような列形式で出力します。

番号, タイプ, 送信元, イベント名, 受信インスタンス, 現状態, 新状態/Entry Action, コメント

番号は、ログファイルの先頭からのイベント、UML Domain Functionの出現順となる。
タイプは、イベントなら'EVENT'、UML Domain Functionなら'FUNC'となる。
送信元は、タイプが'FUNC'ならUML Domain Function名となる。タイプが'EVENT'ならイベント発行元をあらわし、送信インスタンス名(受信インスタンスと同じなら<self>とする)または<Domain Function>となる。
イベント名は、受信インスタンスが受信したイベント名となる。
受信インスタンスは、受信インスタンス名となる。
現状態は、受信インスタンスがイベント受信前の状態名となる。
新状態/Entry Actionは、受信インスタンスのイベント受信後の状態名(Entry Action)となる。イベントが無視されたときは<No Action>となる。
コメントは、イベントが無視されたときは'IGNORED'となる。

 

/oGを指定すると以下のような列形式で出力します。

番号, Domain Function, インスタンス名1, インスタンス名2, ... , コメント

番号は、ログファイルの先頭からのイベント、UML Domain Functionの出現順となる。
Domain Functionは、UML Domain Function名となる。
インスタンス名は、イベントを送受信したインスタンス名となる。/fオプションの条件に一致したインスタンスのみが出力される。
コメントは、イベントが無視されたときは'IGNORED'となる。

インスタンス名は以下の形式で出力します。

クラス名[ID値]

/aオプションで指定されたクラスのインスタンス名は以下の形式で出力します。

ID値

 

使用例

logcut XXX.sim_log /fL > XXX.csv
logcut XXX.sim_log /fG /aCLASS1 /f+ABC > XXX.csv

ダウンロード

ダウンロードはこちらから。 解凍後、logcut.exeをパスの通ったフォルダに配置してください。

 

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更新日 : 2008/12/06.